1億人の大質問!?笑ってコラえて!から学んだこと

“大人気長寿バラエティの笑ってコラえてですが、この番組を観ているとある大切なことが学べます。それは、地方の良さと幸福の定義についてです。

笑ってコラえてといえば、日本列島ダーツの旅が最も人気のコーナーです。これはMCの所さんがダーツを投げ、その刺さった場所に番組スタッフがロケに行くという企画ですが、毎度様々な土地に行くことで一向に企画としての新鮮さが失われていません。

そして日頃はなかなか聞かないような地名、特にテレビカメラが行ったことのないような地方に行くのも魅力です。そこで現地の様々な人に話を聞き、個性豊かな人々のインタビューも番組に花を添えているのは間違いありません。

地方の良さ、何を隠そうここで学べます。決して栄えてはいない町並み、人口の少ない土地でも、そこならではの文化や人の繋がりがあります。ここには何もないと口では言っていても、その土地を愛し自慢に思っていることがインタビューから伝わってくるのです。

或いはテレビで東京から来たという言葉を聞き、盛り上がる人々の姿にも学べる部分はあります。近年ではテレビ番組よりもインターネット配信などの方が人気と言われていますが、いざこうしてロケや取材班が来ると改めてテレビが愛されているのが判ります。

仮に映る番組に地方格差があり、自分では視聴できないとしても、自分や近しい人が映るかもしれないというだけでワクワクするのはテレビが特別だからです。まだまだ人気は衰えてなどいない、笑ってコラえてのような一般人に目を向ける番組を観ると感じられるでしょう。
幸福の定義についても、同じような部分から学べます。幸福とは決して経済力や社会的地位ではなく、何気ない楽しく過ごせる日常にあるのだと教えられます。毎日同じような繰り返しに思えても、そう見えるからこそたまに来る変化、例えばテレビカメラが来るような出来事が起きたときに喜びが爆発するのです。

無論何かの事情があり、カットされているシーンも沢山あるでしょう。誰しもが好意的にインタビューを受けるわけではないでしょうから、番組制作の中で苦労している点もあるはずです。

とはいえそれを差し置いてでも、笑ってコラえてからは普通の日常の中にある幸福を教えてくれます。これまでオンリーワンの企画でお茶の間を楽しませてきた番組、これからもより続いてほしいと願っている人はきっと多いはずです。もし暫く笑ってコラえてを観ていないなという人がいれば、こうしたことを意識しながら観てみると楽しみ方が変わるかもしれません。”