漫画名作ランキング: ドラゴンボール

日本では多くの名作漫画が生み出されてきましたが、その中でも最も多くの人に読まれた漫画の一つがドラゴンボールです。この漫画の凄いところは、日本だけでなく世界中にファンがいることです。英語でもそのまま「Dragon Ball」というタイトルが使用されています。この作品の作者は鳥山明さんで、鳥山さんはこの作品がヒットする前にも、「Dr.スランプ」という作品で一大ブームを巻き起こしています。

漫画名作ランキング: ドラゴンボール

この2つの作品の共通するのは、テレビでアニメが放映されたことで、さらに多くの人に知られるようになったことです。この作品の大きな魅力としてあげられるのはストーリーの面白さと、登場するさまざまなキャラクターです。この漫画の登場人物の中でも特に人気があるのが、主人公の孫悟空です。孫悟空はおしりからシッポが生えている男の子のキャラクターで、ブルマという少女に誘われて冒険の旅に出ます。この作品のストーリーの概要を簡単に説明すると、悟空とブルマの旅の目的はドラゴンボールを集めることでした。7つのドラゴンボールを全て集めると神龍が現れて、どんな願いごとでもかなえてくれるという伝説を信じて、2人は旅を続けました。やがて彼らは全てドラゴンボールを集めますが、叶えたのは非常につまらない願いでした。その後、悟空はブルマと離れ離れになり、亀仙人という老人のもとで武術の修行をします。

修行によりさらにパワーが増した悟空と友人のクリリンが参加したのは、天下一武道会という武術の大会でした。この大会で悟空は準優勝を果たし、育ての親の形見であるドラゴンボールを探すために再び旅に出ます。ですが今回の旅ではレッドリボン軍という軍隊が行く先々で悟空のドラゴンボール集めを邪魔したため、簡単に全ての球を集めることができませんでした。最終的に悟空はレッドリボン軍を壊滅させ、再び全てのドラゴンボールを集めたのですが、この時悟空が神龍にたのんだ願いは、レッドリボン軍に殺された友達の父親を生き返らせることでした。その後、悟空は再び天下一武道会に出場して、この時も準優勝になります。その後も物語にはピッコロ大魔王やベジータなど、さまざまな敵が登場しますが、悟空はこれらの敵も全て倒し、自分の仲間にしました。

この漫画の画期的だったところは、ストーリーの途中から子どもであった悟空が大人の青年になるところです。大人になった悟空は結婚をして孫悟飯という子どもをもうけ、子どもと一緒にフリーザやセル、魔人ブウといった強敵に立ち向かいました。連載が終了してから10年以上経って公開された映画も大ヒットしています。