なぜアニメ文化が西洋で大きな現象となったのか

アニメという言葉は英語のアニメーションにちなみますが、今ではすっかり日本を中心とした世界的な文化になっています。
お隣の中国や韓国でも人気ですが、西洋軒でも若い人を中心に受け入れられていたり、盛り上がりを見せている状況です。
各地でコスプレなどのイベントが開催されていることからも、この盛り上がりは一過性ではなく、定着してサブカルチャーになっているといえるでしょう。

気になるのは何故西洋で盛り上がっているかですが、これにはいくつかの理由があると考えられます。

1つはモエやワイフといった日本独自の価値観が面白がられ、多くの作品を通じて何時しかその価値観が理解されるようになったことが挙げられます。

もう1つは日本食や日本文化の注目の高まりによって、日本のアニメから学ぶ人が増えたのも理由でしょう。
アニメで食事や町並みを初めて知った人が少なくないので、こういう作品が文化を伝えたり、興味を持ってもらう切っ掛けになっているわけです。
学校は日本特有の文化が凝縮されているだけあって、制服や給食に部活動といった要素が西洋人の興味を引きます。

また、いわゆるアメコミやバンドデシネ作品と異なり、絵のクオリティを維持しつつ、物語性に比重を置いた作品が珍しくないのもポイントです。
一見すると目が大きく独特でデフォルメが効いているキャラクターも、物語に注目すると奥深く、何時の間にか感情移入していたりします。
これは、動画サイトで作品観賞の様子を配信する人が少なくなく、感情を揺さぶるシーンで涙を流す人がいることからも分かります。
つまりアニメの絵や表現は表層的なものに過ぎず、文化や言語が大きく違っても、海を越えて伝わるものがあることを意味します。

日本語を学び始める人や、日本食を食べる為に日本にくる人が増加していることから、日本と西洋を橋渡しをする文化的に重要なものになっています。
長編映画作品が海外で上映されたり、国際的な映画賞や作品賞を受賞する作品が次々に出てきているので、もはや文化として当たり前に認識されるのは時間の問題でしょう。

自分が持っていないものを欲しがるのは、古今東西人間に共通する特徴ですから、西洋にないものを作り、そして伝えたことが大きいと思われます。

かつて葛飾北斎を始めとした日本の画家の作品が海外にわたり、西洋の画家に衝撃を与えた歴史があります。
現在はネットで簡単に他国に触れられますが、それでも自分にないものを持っている人がいるのと同じように、お互いがお互いの魅力を伝え合って文化交流に繋がっています。